かつて、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」のことを、
取り上げたことがあります。
「人は考えている通りの者になる」。
このアイディアは、
秘教の「人はハートで思う通りの者になる」
という教えと同じものです。
「マーフィ―の法則」と呼ばれるものも、
同じアイディアで、
想念の実現力のことを述べています。
ネットで「マーフィの法則」を調べると、
次のように書かれています。
「起こる可能性のあることは、
いつか実際に起こる。」(ウィキペディアの解説より)
これはいずれも、人の想念が遅かれ早かれ、
現実となることを伝えています。
ここ、老人ホームで、
私が日々見聞きしていることは、
老人たちがこれまで、
どのような人生を生きてきたか、
を彷彿とさせる言動です。
マーフィ―の法則とか、
ナポレオン・ヒルの言葉が伝えているように、
まことに「人は考えている通りの者になる」。
相手をどのように見るか、
というのは、即ち、
自分自身を「どのように見るか」です。
それは即ち”ハートで思う”ことです。
相手を”自分の思い通りにすることができる”、
即ち、相手の自由意志を冒して、
自分の意志を押しつけることができる、という思いは、
そのまま自分に帰ってきます。
今度は自分の自由意志が他者から冒され、
相手の意志が押しつけられます。
”あなたは神です”と私が応えた人は、
”カミって、なんですか?”といいました。
”あなたは生まれつつある神です”と、
言えばよかったかもしれません。
神のことを知る機会がなかったのですね。
コメント (0)
コメントはまだありません。