憑依はオーバーシャドと似た現象ですが、
決定的な違いがある。
ハイラーキの弟子が用いるオーバーシャドゥは、
意識的に自分の低位の体を、
高い段階に達した霊存在に提供する。
それに対し、
憑依は無意識状態で、
霊存在に自分の体が乗っ取られることを指します。
その場合、
霊存在は必ずしも高位の霊存在とはかぎらない。
ところで、
一見すると礼儀正しそうな人の犯罪は、
理解しがたいところがあります。
そのような犯罪の多くは、
大抵の場合憑依現象が関わっている。
以前、オーバーシャドゥと憑依の違いについて、
述べたことがあります。
私たちのメンタル体とアストラル体は、
自覚していませんが、
一種のラジオ受信機で、
自分の思いと同調する霊界の想念の影響を受けます。
正しい想念を抱けば、
正しい想念を発する霊界の住人の影響を受けます。
誘惑に負けて邪悪な想念を抱くと、
邪悪な霊界の住人たち、
執着で成仏できなかった
幽界の霊人たちの影響を受けるかもしれません。
大祈願の中の、
”悪の棲処(すみか)の扉を封じ給え”
という祈願文は、
そのような邪悪な霊人の影響を断つねらいです。
ところで、
秘教はすべてがエネルギーであることを伝える。
微細な悪想念も、
回を重ねると邪悪なエネルギーは次第に力強くなる。
チョロチョロと流れる水が、
やがて圧倒する流れとなるのと同様なことが、
物質界に生ずる。
霊媒体質の人は、
特に想念の純粋さを保たねばならない。
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