”嘘も方便”という諺があります。
以前は、
この諺がまかり通る雰囲気がありました。
人々は嘘をついて自分を守ることに罪悪感を持たず、
正当な防衛方法だと思っていたかもしれません。
一頃、
嘘が重大な問題を引き起こす、
という状況が経済界にありました。
今は、政界とスポーツ界でもニュースを賑しています。
以前には、
これほど嘘が深刻に取り上げられることは、
あまりなかった。
高位のイニシエートたち:
ワシントンやリンカーンは別にして、
大抵の人々は、
嘘をつくことに
あまり後ろめたさを感じなかったかもしれない。
しかし、
嘘をつくことが重大な問題を引き起こす、
ということが世間的に注目されるようになりました。
この状況について、
秘教的観点から私の感想を述べたい。
これは現在の時代の特異性を告げるものだと思います。
と言うのは、
嘘はマインドの正しい発達を妨げるものだから。
”嘘は泥棒の始まり”と言われるように、
嘘も泥棒もマインドの正しい発達の障害となります。
今の時代における人類の課題は
マインドを正しく発達させることです。
この時代の始まりに、
モーゼは十戒という啓示で、
マインドを正しく発達させることを、
私たち人類に伝えました。
そして、主マイトレーヤは新たに、
”マインドに正直に・・・”
という教えを伝えています。
詐欺が横行し、
社会で嘘が取り沙汰されているのは、
今まさに、
マインドの正しい発達が私たち人類にとって、
正念場となっているからだ、
というのが私の考えです。
新しい時代を迎える準備として、
高い段階のイニシエートだけでなく、
たとえ高い社会的地位に就いていないとしても、
嘘を言うことは避けたいものです。
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