日本にとって、
アメリカの核の傘は無用の長物である、
と考える人々が私を含め増えている。
というのは、
金正恩氏は”核兵器を先制使用することはない”
と述べているし、
アメリカ軍を始め、イスラエル軍など、
核保有国の首脳は、
核兵器を先制使用すれば、
それは人類滅亡のきっかけを作ることになることを、
知らないということはないから。
核兵器は抑止力としての意味を持つが、
現実として実践的兵器という意味をなくしている。
なのに、核兵器の製造と維持するには、
国民に巨額の経済負担を強いる。
ところで、
人類には、信頼を裏切る過去の歴史があり、
敵国の通常兵器による先制攻撃を恐れて、
核兵器を抑止力として、
装備したいという国が今なお存在しているのは、
核兵器を持てば、
自国だけは攻撃されないという、
幻影を持ちつづけている人々が多く住む国である。
とりわけ、
核の傘がなければ不安を感ずる人々は、
核兵器の有効性に期待するリーダーを選ぶ。
核抑止力の幻影から目覚め、
信頼することの大切さを知る人々が増えるにつれ
核兵器禁止条約を通り世界平和を目指す賢明な首脳を選ぶ。
未だに核抑止力に頼ろうとする人々は、
人を信頼できない心の弱い人々と言える。
人類滅亡の口火を切るのは、
自国だけ助かるという幻影を抱いているか、
自己破壊の想念に囚われたマインドを持つテロリストだけ。
そのような人が一国のリーダーにはなり続けることはない。
核兵器の抑止力という幻影を持つ核保有国のリーダーに、
日本の黒田官兵衛の”丸腰外交”の、、
信頼と無恐怖の強さを伝えたい。
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