秘教日記

先日、仙台市の交番で警察官が刺殺され、
犯人はもう一人の警察官に拳銃で撃たれ死亡する
という事件がありました。

犯人の動機はよく分かりません。

最近はこのような事件がよく起きています。

テロリストもそうですが、
自己破壊の衝動を持ち、
誰かを自分の死の道ずれにしたい、
という思いかもしれません。

これも”破壊のフォース”。

これは破壊のフォースの消極的・否定的な行使と言える。

”破壊”という言葉から、
グループ・イニシエーションの四つの条件を思いだします。

大河ドラマ”西郷ドン”の西郷吉之助が、
一度は死に目に会いますが、
奇跡的に一命をとりもどす。

助かった自分の命を、
日本の政治改革に捧げる、という生き方は、
”破壊のフォース”の建設的活用かなと思います。

一度死を覚悟して生還すると、
イエスの次のような言葉を思い出す。

イエス・キリストの言葉に、
”人は二度生まれる。一度は母親から。
　二度目は、自分自身から”という言葉。

パーソナリティーの死は、
パーソナリティーの欲望の死に通じるかも。

BCの解説によれば、
パーソナリティの欲望、
即ち、具体的には、
自分の活動の結果についての”認知”を求める気持ちを
無くすという”破壊”をなしとげることが、
”破壊のフォース”の建設的活用。

わたしの理解が未熟かもしれませんが、
警察官を襲った学生も、テロリストたちも、
死を決意するぐらいの意志があるなら、
その意志を建設的に用いればよかった。

紙一重のところで、
意志エネルギーの用い方は、
人の上昇か下降かを決定する。