秘教日記

A.P.シネット著「マハトマからの手紙」を紹介しました。

この惑星から外の世界に出ていくことができる
覚者の目には、
他の惑星の住人に比べて、
地球人の生活は最低の生活に見えるようです。

犯罪者は牢獄に入れられて、
牢獄の外の世界に憧れる。

昔、学生時代にフランスの詩人ベルレーヌが牢獄の窓から、
外の世界の空を眺めて書いた詩を読みました。

その詩には、
自由に憧れる人間の深い切実な気持ちが謳ってありました。

ところで、
世間的犯罪を犯していない私たちは、
世間の牢獄には入っていません。

しかし、
広い宇宙の中のこの小さな惑星の囚人となっている。

この意味を考えてみたい。

秘教の教えによれば、
地球は非聖惑星の一つですから、
地球のパーソナリティーから解放されないかぎり、
様々な抑圧やプレッシャ―を感じ、
自由な雰囲気を感じることができないかもしれません。

私たちは、
地球大生命のパーソナリティーを形成しています。

この惑星上で私たち人類は、
父である惑星ロゴスから自由意志を与えられていますが、
その自由意志を誤用してきたと言わざるを得ない。

なぜなら、
自分たちも自然界の一部であることを忘れ、
自然を暴力的に略奪して、
地球環境を破壊し、
他の生命たちの進化を危険に晒す原因を作ってきた。

調和を取り戻すことができるか否かの瀬戸際まできている。

この惑星上において、
人類だけが進化の道を歩んでいるのではないことを、
私たちは認識する必要がある。

自分たちの住処：地球を牢獄から天国に変えるために。

惑星の調和を回復させ、
この惑星を真に自由な環境にもどした時に、
惑星の囚人から解放される。