以前にA.P.シネット著「マハトマからの手紙」(神智学叢書)を
ブログに書いたことがあります。
その中で或るマハトマ(覚者のこと)は、
次のように言いました。
”この惑星上で考えられる最高の生活も、
宇宙では最低の生活である”。
この惑星とは地球のことです。
地球を離れたことがない私たちは、
大金持ちの生活や王侯貴族の生活が、
最高だと思って、そのような生活をめざすかもしれません。
アリス・ベイリー著「ホワイト・マジック」は、
私たち普通人には難解な教えですが、
初歩の秘教徒の重要で基本的教えが書かれています。
その中にも、
”惑星の囚人”という言葉がでてきます。
私たちは自覚していないのが普通ですが、
今の生涯が無事に過ごすことができれば十分だと考える。
輪廻転生という教えが真理の教えだとするなら、
この生涯を大金持ちで過ごしたとしても、
来世はカルマの法則から推測するなら、
神の天秤はバランスをとるため、
貧乏生活か苦難の一生を送ることになる。
仏陀の”黄金の中道生活”は、
私たちに輪廻の鎖を断ち切り、
即ち、”惑星の囚人”から解放される最短の道を説く。
覚者となって地球から離れなければ、
地球上の生活が、
宇宙では最低の生活だということは分かりません。
”惑星の囚人”という概念は、
地球全体が一種の牢獄となっていることを、
カルマの法則や再生誕の法則を受け入れるとき、
初めて納得できる。
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