ブラヴァツキーが著した「沈黙の声」という本に、
次のように書かれています。
”Those instructions are for those ignorant of the
dagers of the lower IDDHI.”
(この教訓は、
低級神秘力の危険を知らざる者のために記さる:三浦関造訳による)
IDDHI:低級神秘力とは、
エーテル視力のことをいいます。
霊媒体質の人は低級神秘力が覚醒しやすい。
KH覚者は弟子のクリシュナムルティが、
第二イニシエーションを受ける時に、
彼に弟子の心構えとしての貴重な教訓を口述しました。
その教えの中で、
所謂”超能力”は第三イニシエーションを受けるまでは、
持たないほうがよい”と忠告しています。
その教えは神智学協会から出版され、
日本では田中恵美子氏が訳し、
「大師のみ足のもとに」と題して、
神智学協会から出版されています。
超能力とはサンスクリット語でシッディと呼ばれている、
透視能力などの普通人が持たない五感の能力です。
オーラを見たり、
普通人には見えない霊存在(幽霊など)が見える。
その能力の所為で、
一種の権威者と他の人々に思われることがあります。
新興宗教の開祖や霊能者と言われる人に見受けられます。
超能力は訓練されていない人が持つと、
イリュージョンの罠にはまるかもしれません。
”自分は普通の人よりも偉いのだ”と。
他者との間に壁が作られ、
アストラルの大海を渡るための力が失われる。
エーテル視力を得ようと、
何事かの行法に執心している人を見かけたことがあります。
正しい奉仕の仕事に携わっていれば、
低級神秘力は自然に消え、
直観力が目覚めると言われています。
超能力に惹かれることがないようにしたいものです。
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