表題の本は、
アリス・ベイリーの本を出版しているルシス出版の本ですが、
日本語にはまだ訳されていません。
アリス・ベイリーの他の著作とちがって、
1974年に刊行されました。
ヘラクレスはギリシャ神話の神々の一人ですが、
九頭の怪物ヒュドラを退治した英雄です。
コンピュータゲームの原型になっています。
特に、
冒険の初めにヘラクレスが刀剣を鍛造する行いは、
深淵な意義を秘めています。
刀剣は霊的意志を象徴するものだからです。
なぜ、
この英雄を描いた本がこの時代に出版されたか?
そこにはハイラーキーの知恵が働いているような気がします。
怪物ヒュドラは、
日本の神話のヤマタノオロチと似ていて、
九つの頭を持つ海蛇の怪物です。
本文の解説によると、
九つの頭とは、
主要な九つの種類の人類を悩ます誘惑を象徴している。
この時代において、
BCが伝えているように、
”商業主義”が蔓延し、お金への執着は、
ユニークなこの時代の人類進化の障がいとなっています。
色仕掛けでビジネス界や政界の大物が、
誘惑されるというニュースもよく耳にします。
ヘラクレスはヒュドラの頭の毛を剣で切りおとしても、
切り口から新たな頭が生ずる、と語られています。
しかし、
ヒュドラの頭を太陽の光に晒すと、
怪物の毛髪のような頭はとけてしまいます。
太陽の光は魂意識を象徴しています。
つまり魂意識の光をあてることによって、
誘惑を断ち切ることができることを伝えていると、
解説されています。
魂意識の覚醒が何よりも、
重要であろことをハイラーキーは伝えようとしている。
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