病院のクリスマス
- 夕方病室を出て将棋を指しに、プレイルームにもなっている食堂に向かっていると、廊下に看護婦さんが集まって、にぎやかな話し声が聞こえてきた。
- 何事かと思って近づいてみると、廊下の片隅で彼女たちがクリスマスの飾り付けをしている。
- ”ここだけは、病院の中で、マシな場所になった”と若い看護婦さんが言いました。
- 廊下の片隅には、サンタクロースの衣装をきた人形が、音楽に合わせて腰をくねらせている。
- 音楽に合わせて、機械仕掛けで腰をふる人形のおもちゃでした。
- 若い人々は華やかな電飾に殊の外魅力を感じるようだ。
- クリスマスツリーには、点滅する色とりどりのライトが取りつけられている。
- しかしながら、クリスマスの日を祝う本来の意義が忘れられている。
- 私も小学生のときに、クリスマスツリーを飾りつけ、姉が同僚たちを家に呼んで、クリスマス・パーティをやってくれた時の、楽しかった思い出を今も忘れることができない。
- 楽しい思い出は一生記憶に残り、いつかその意義を真剣に考えてみる機会が訪れるかも、と思ったりする。
- 私は外に出かけることができないが、イエス・キリストが誕生した意義を思いつつ、その祝福を受けたい。
タグ : クリスマス
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