私たちは幻影の世界に生きている、
というのが秘教の教えである。
仏陀の究極の教え:
般若心経の教えも同様のことを伝えている。
とは言っても、
私たちにはそんな実感はないのでは、
というのが正直な思いです。
しかし、
世間では私を含めて、
「自分の方があなたよりも正しい」
と考えている人々が何と多いことか?
ヨガの先生は常々話していた。
「世の中の大抵のトラブルは、
自分はよい、相手が間違っているという思いから、
生じている」、と。
BCは、
「人はイニシエーションの段階1.2位から、
グラマー(幻影)は益々強くなり、
1.5からは2.5位になるまで、
今度はイリュージョン(幻影)を抱いて生きている」
というようなことを述べていたことを思いだ出す。
グラマーとは、
先のブログで述べたように、
主として、アストラル偏極の段階に経験する、
太陽叢チャクラに意識の焦点を持って、
物事を見る人を覆う霧。
イリュージョンとは、
メンタル偏極しながらも、
ハートチャクラの意識を
ないがしろにして、
太陽叢チャクラ(欲望の座)から、
アジナ・チャクラへと、
エネルギーが上昇した人を覆う霧。
いずれにしても、
分離した物質界の姿がすべてだと考えている。
イリュージョンに覆われた人は、
は「自分は他者よりも偉い」という、
誇りの思いから抜け出せない。
つまり、グラマーとおなじく、
自分の欲望に基づく意識で物事を見る。
グラマーにほこりの思いが加わった霧といえよう。
グラマー、イリュ―ジョンに覆われている限り、
真(リアリティ)の世界を推測することさえ難しい。
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