アリス・ベイリーの初期の本に、
「人間と太陽のイニシエーション」
(原題:Initiation Human and Solar)
という作品があり、
その冒頭に太陽と人間の構造の表が示されている。
それを見ると人間も太陽と同じく、
物質界だけでなく、アストラル界、メンタル界、
ブッディ界、アートマ界、モナッド界といういくつもの界のエネルギーから構成されている。
アストラル界とは、
欲望を初めとする感情のエネルギーの界である。
メンタル界とは、
感情の上位にあって、
知性を司るエネルギーの界である。
その上位にブッディ界がある。
人類の中で、創造的仕事に携わっている人たち、
分かり易く言えば、音楽家・画家などの芸術家は、
メンタル界の上のブッディ界のエネルギーを喚起する。
ブッディ(直観)のエネルギーは、
情緒(アストラル)のエネルギーと、
知性(メンタル)のエネルギーが、
バランスよく発達した人が喚起できる。
直観的で優れたスポーツ選手は、
ファンへの感謝の気持ちを必ず表明するのを目撃する。
意識の焦点が、
ハート中心であることがわかる。
感情過多(太陽叢中心のアンバランスな発達)と、
知的であることを鼻にかける、乾いた心の人では、
喚起できない。
太陽叢中心からハートを経由せずに、
アジナ中心へと進むと、
ブッディ・エネルギーを喚起することはない。
ホワイト・マジシャンの立脚点は、
”濡れてもいない、乾いてもいない所”
と示される所以である。、
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