人々が束縛からの解放を求める動きが、
歴史を動かすモーメントとなってきました。
旧約聖書には、
エジプトの奴隷となっていたユダヤ民族を、
モーゼが解放した物語が記述されていることは、
よく知られています。
イエス・キリスト時代の人類史では、
古代ローマ帝国の奴隷となっていたユダヤの人々、
特にユダヤ教のラビたちは、
自分たちを隷属状態から解放してくれる神の使者を、
救世主として早くから予期し、待望していました。
しかし、
ユダヤのラビたちは、
イエスを救世主として認知することなく、
罪人として当時の支配者ローマ帝国の総督に渡しました。
話しが横道にそれますが、
DK覚者によれば、
ユダヤ民族はユダヤ教という宗教を信奉し、
他の宗教信者を異教徒として、
今でいう壁を作っていたのです。
一種のエリート意識です。
話しを元にもどせば、
人類の歴史の流れは、
動物王国と変わらない弱肉強食的、
支配し支配される関係から、
徐々に解放の動きが生まれてきました。
イギリス王政の圧政に苦しむ国民の、
マグナカルタの制定に始まる市民革命は、
やがてフランス革命・アメリカ独立運動・
リンカーンの奴隷解放宣言へと繋がって行きました。
ユダヤの司祭たちをはじめ、
エリート意識の存在が隷属のカルマを作ってきたことが、
認識できます。
BCが伝えていたように、
”人類は一つ”という意識が広がり、
私たちの意識から差別意識がなくなるとき、
真の解放となるでしょう。
コメント (0)
コメントはまだありません。