秘教日記

先日報道されたスリランカの連続テロ事件について、
私の見解を述べたい。

報道によると、
この事件は、
イスラム過激派による自爆テロと言われている。

スリランカ政府のウィクラマシンハ首相は、
今回のテロが、
先月ニュージーランドで起きた、
イスラム教の礼拝所モスクでの
銃乱射事件への報復との見方を示した。

キリスト教の宗教団体にも、
イスラム教の宗教団体にも、
過激派が存在するようだ。

二つの宗教だけでなく、
その他の宗教にも、
過激派と呼ばれる宗派組織があり、
宗教が人々に警戒される大きな要因となっている。

どうして、
このようなテロリズムが生まれてくるのか？

政府関係者だけでなく、
私たち一人ひとりが、
その根本原因について考え、
その背景を理解しなければならない。

まず考えられるのは、
イスラム教とキリスト教のこれまでの争いの歴史から、
カルマ的相克関係のこと。

二番目に、
困難な生活を強いられる人が過激思想に走る主な原因は、
私たちの差別意識の存在である。

テロ集団は、真の宗教ではなく、
宗教に名を借りた権力者の歪な考えに洗脳されていて、
宗教とは程遠い思考に染められた不幸な人々である。

自分の命を犠牲にすれば、
天国に生まれることができるという、
誤った考えに憑りつかれている。

物質界で経験を積むという兄弟同胞の貴重な機会を奪い、
どうして自分たちだけ救われることがあろうか？

このようないびつな思考にマインドが、
染まる組織の在り方は、
戦前の日本がそうであったように、
全体主義的組織と考えられる。

新時代のグループは、
権威者となって、
自分の考えを押しつける者は誰一人存在しない。

各人が自分の個性を発揮できる、
真の民主主義的グループとなるはず。

真理を探究するには、
様々な考え方に触れることができる
グループに属すことが望ましい、
というのが私の見解です。