秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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閉じ籠りに寄せて:息子よ(9)

2019年08月09日 · コメント(0) · 日記

息子の横柄さは、家内が私に不満を持ち、息子を主人として奉っていることに原因があると私は踏んでいた。私が息子を組み敷いたせいだったか、わからないが、その翌日か、ほどなく、私が二階の自分の部屋に上がっていって、愕然とした。ワープが壊されている。○○女史から依頼を受けて、私は月刊誌に掲載するための英文の記事を日本語に訳し、東京へ送っていた。その仕事をオアシスというワープロを使って行っていた。そのオアシスのディスプレイのパネルが割られていた。そばに息子が技術家庭の授業で使うT定規がおいてあった。たぶん、そのT定規でワープロをたたきこわしたのだろう。私は、東京の○○さんに、電話して、翻訳の仕事が続けられなくなったと告げた。○○さんは家内を通して、しばらく休んでから、再び仕事を続けるように勧めてくれた。しかし、このような家庭状況になってしまったのは、私が家族をかえりみることなく、翻訳の仕事に熱中していたからだということを痛感した。それで、月刊誌を講読することも止してしまった。それまで続けていた、瞑想もやめてしまった。そして広報の仕事からも手を引いた。
家内は、「自分の思ったことがそのとおりになる」ということを、自分の体験を通してよくわかった、と言った。かつて私が自宅の南側にある庭で育てていたある植物の傍らに、私は知人からいただいてきたねぎの苗を植えたことがあった。ところが、ほどなく、そのねぎの苗がすべて枯れていたことがあった。私は、それが不思議であったが、家内が「こんな苗はなくなればいい」と思っていたら、そのとおりになった、と打ち明けたことがあった。そして、私がBC氏の仕事を手伝うようになって、家庭を顧みることがなくなってからは、「こんな家庭はなくなればいい」と考えるようになって、このようなことになってしまった、と打ち明けた。
私たちは離婚せずに結婚生活を続けることになったが、やはり家内と娘は、自宅から出て、すでに借りてあった、○○丘近くのアパートに移り住んだ。私は、一家四人が、いがみあっていても、いつかは元のように仲よく生活できるようになると信じていたので、心の中では、別れて生活することに反対していたが、娘の受験勉強が妨げられるようでは、それも仕方がないのかなと考えた。しばらくは、別れて生活して、娘が高校に入学した暁には、元のように四人で同じ家に生活できるようになるだろう。
ある日のこと、仕事場に家内から、緊急の用事があるから、例のアパートに来て欲しい、と連絡が入った。急いでアパートに行ってみると、部屋には家内の母親であるお祖母さん、家内と娘、そして息子がいた。お祖母さんは、私の姿を見るなり、息子をさして、「この子を家に連れて帰って」と叫んだ。

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