或る精神病院では閉じ籠りの子弟を抱える親たちが集まり、各親たちが自分たちの体験談をする。他者に自分不幸を打ち明けるのは勇気が要りますが、話すことによって心が軽くなるのを覚えます。
囲碁の諺に「岡目八目」ということばがありますが、囲碁の世界に限らず、何事も当事者よりも傍から見ている方が、客観的に物事を判断できるようです。子弟が閉じ籠りをするようになる原因は、大抵の親は子弟本人に主たる原因があると考えるかもしれないが、実は主たる原因は当の親自身にあることがグループ談話を通じてよく分かる。
同じように、私たちが経験するほとんどのトラブルの主たる原因は、相手方に在ると考えがちだが、其の実、自分自身にあることが多い。とりわけグループ活動の経験のない会社の偉い人は考え方が固定しやすく、自分の考え方が普通だとか、最善だというグラマーに陥り易い。
その点、グループ活動に参加するとか、グループ談議に参加すると、十人十色という諺に在るように認識の仕方は様々であり、その違いはどこからくるのだろう?と興味が湧くし、もっと人生を体験したいという、意欲がわいてくる。
グループ活動の意義
2019年09月17日 · コメント(0) · 日記
タグ : グループ
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