秘教日記

一昨日は元福岡県警の警察官が妻子を殺害したかどで、裁
判の判決が下された。“「・・・被告が無罪主張している
ため動機は不明とした上で、妻に対しては「日常的に厳し
く叱責（しっせき）された鬱憤（うっぷん）を爆発させ、
衝動的に犯行に及んだとみるのが自然」と指摘。一方、子
2人は「妻を殺害後、冷静さを欠いた心理状態で子らを殺
害したという想定も可能だ」とするにとどめた・・・”と
報じられました。
最近の事件は、容疑者たちは、恐ろしい結果をもたら
すことを考えず、短絡的に怒りに任せて行動して罪を犯す
ものが多い。一頃話題となっていた“煽り運転”をする人
も自分の思い通りの進行を妨げられてカアッとなり相手の
車の運転者を懲らしめようとする。昨日の東武線の車両の
窓ガラスが列車の運行中に投石で割れたと思われる事件も
、ことの重大性を考えず、脅かそうという単純な理由で短
絡的に事件がおこされたと私は推測しています。
話しが飛びますが、新約聖書の中に、イエス・キリストが
十字架上で磔刑に処せられ、息を引き取るときに、“天幕
が上から下まで、裂けた”という記述があります。イエス
・キリストの生涯を題材にした映画では、この後、空が黒
雲に覆われ日の光が消えて嵐となり、まるで天幕が裂けた
かのように雨が降ってくる様が描かれています。このこと
から、人々は彼が神の子であったことを知ります。この記
述に関して、ＤＫ覚者が興味深いことを言っています。
“天幕が裂けて“光が上から下まで全ての階層にもたらさ
れる”と。イエス・キリストの降臨がもたらした効果は、
光による新しい啓示でした。今まで秘められていたことが
、求める人には明らかとなる。高い階層のレアリティを知
りたい人にはそれが明らかとなり、他方アストラル界の低
い階層、幽界とも地獄界とも言われている界のレアリティ
も明らかとなる。そしてその階層の住者：執着による束縛
霊たちの影響を受けやすくなる人も出現する。過去の時代
、準備のできていない人が早急に超自然的・神秘的な霊的
リアリティに触れないように、各階層の間に保護膜がもう
けられていて、人体にも各霊中枢の間に遮蔽膜があり、不
要な真理に触れないようにされていることがアリス・ベイ
リー著「秘教治療」という本には示されている。イエス・
キリストは人間界に設けられているこの遮蔽幕をとり去り
、新しい啓示をもたらしたと言われている。霊的に高い進
化をとげていなくても、高位の秘められた教えに接触でき
、逆に低位の階層にあって秘められてきた邪悪なエネルギ
ーに接触して不運な生涯を余儀なくされた人々が物質界を
去った後に居住する階層（地獄界）のレアリティに触れる
こともある。要するに、善と悪の両極端の二極化が物質界
に顕現する。
霊媒体質の人は注意を要する。自分を保護する清浄な環境
に身を置かなければならない。束縛霊（幽霊）の憑依や（
カアッとなるなど）悪想念との同調から身を守らねばなら
ないからである。