今朝(1/31)のTVニュースはドイツの緑の党が大躍進を遂げたことを伝えていた。ハンブルクの州政府でキリスト教民主同盟と連立を組み、政権与党となるという。急速に現実路線を強めている。そして緑の党は、左派やリベラルな市民だけでなく、中間階層を引き付けることに成功しつつある。中間層は選挙のたびに投票する党を変える浮動票であり、各党の選挙参謀にとっては最も重要な票田である。浮動層に属する市民の多くはメルケル政権にも社会民主党にもがっかりして、緑の党の路線に魅力を感じているのだ。そして緑の党の躍進の背景にはスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんに触発された若者たちの政治意識の変化が影響しているというコメントが述べられていた。
現在世界では新型コロナウィルスの肺炎で多くの国が騒然となっているが、これも環境汚染が根本原因であり、やがてドイツだけでなく、多くの国で環境問題を経済優先の政策を掲げる政治指導者に替って、環境問題を優先問題にして政策計画を立てる政党が民衆の支持を得るだろう。ドイツの緑の党はその先駆けとなっているかもしれない。
ドイツ緑の党の躍進
2020年02月01日 · コメント(0) · 日記
タグ : 環境
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