秘教日記

私は指定難病を患っているためか、公営の或る病院で、年に２回冬と夏にリハビリ入院します。土曜日と日曜日を除く毎日ST,PT,OTの三種類のリハビリがあり、大変助かっています。STは言語のリハビリ、PTは歩行訓練、OTは作業訓練で、これらのリハビリを行っていただけるので、寝たきりにならなくてもすみます。
STと言えば、今年の１月には、STの先生の勧めで、安宅　仁著「朝礼・スピーチの『つかみ』話材」という本の一節ずつを朗読するという課題がありました。
私にとっては、ビジネスの話しは馴染みのないものですから、本を手にしたときには正直あまり興味が湧かず、“イヤだなー“と思いました。ところが読んでみると、書かれていることは深い内容のことばかりで、自分の思いは”喰わず嫌い“の思い込みであるとをしりました。
その中の一つに「生命の誕生はタイミングが大切」という話しがあります。曰く、“動物が出産するときには、‘最適’のタイミングがある”。
この話しを読んで、人間の誕生の時はどうだろう？と考えました。作者によると、“・・・まさにその瞬間”というタイミングで、お腹の中の胎児からホルモンの信号が母親に送られているらしい・・・“。
この話しで、私はマイトレーヤの大宣言と類似しているな～、と思いました。あまり早くても、準備のできていない人類の前に現れることになる、あまり遅いと、人類は破滅する。
昔、“やんごとなき人”が私たちの前に変装して現れた時、私は禅語の“そったく同時”と云う言葉を思い出しました。つまり、弟子の準備ができたときに、師が現れる、という意味。大宣言が行われるためには、人類の準備ができていなければならない。

“・・・もうすぐ、もっとも短いルートで、わたし自身を顕す意図である。
すべてが失敗すれば、機は熟しているのだが、
わたしを迎える心の準備のできていない世界に顕れることになるだろう－
わたしがあなたがたの中にいることを、まだ知らない世界に、・・・“
（メッセージ第６１信より）
“・・・世界は人間によって変えられるべきである。
これがわたしの意図である。それ以外のことを、法は許さない。
だから、我が友よ、わたしの計画を実行し、新しい世界を準備する仕事を、
あなたがたに依頼するのである・・・“（メッセ―ジ第８５信より