秘教日記

コロナウィルスの感染拡大が止まらない。人々の不安は頂点に達している。為政者たちも感染病の専門家たちの意見に従って、緊急事態宣言の施行を全国規模で行い、不要不急の外出をしないように要請し、多くの店・事業所に閉店を呼びかけている。三密を避けるためである。しかし、感染経路がはっきりしない感染者が出現し、コロナウィルスに感染していても、症状がでない人もいるのではないかと思う。
三密が確実に行われるように、緊急事態宣言を施行した位ではコロナウィルスの感染をストップできないのかも。一刻も早く有効なワクチンの発見・開発が待たれる。
ところで、混乱している社会の中で、善意の人々が援助活動に立ちあがっている。困難な状況で働いている医療従事者たち；医師や看護師たちことを知ってレストランのシェフたちが弁当を提供し、お店の経営が難しくなった店主を助けようという人々もあらわれている。国と国はお互いに対立するのでなく、足りなくなったマスクを無償で提供している。
危機に直面して、人類は主が主張している“分かち合い”を実践している。
これこそが、パーソナル意識に基づく個人主義的意識から脱却した“キリスト意識”と言える。
秘教的視点から見ると、現在の文明は一つの頂点と言える。パーソナル意識は頂点に達している。BCはバランスをとることの重要性を述べていた。物質的観点と霊的観点のバランスもその一つである。不安を感じる人に、目に見えない方たちの保護を真剣に求めることを勧めたい。“求めよ、さらば与えられん