感染拡大がヤヤ収まった。しかし、政府は緊急事態宣言を更に一ケ月延長した。地方によっては、独自の基準を設定して、緊急事態宣言からの出口を見出そうとしている。観光客を当てにしている飲食店はじめ旅館業者は店じまいや廃業を余儀なくされている。
保育園・小学校・中学校・高校など子供たちが通う施設が休業し、給食に使われる牛乳などの食材納入業者は大打撃を受けている。それらのあぶれた食材を食べるのに困っている貧困者に無料で配る活動をする人、フードバンクに提供し、外出できなくなっている貧困家庭の子供たちに食べさせようと配食するサービスを行う人もいる。飲食店同士、オンラインで連絡し合い、手の空いている店の人が他の店がテイクアウト用の料理を注文した人に届けるという、助け合いの連携関係を結んでいる。このような動きが生まれてきたのは、コロナウィルス感染の危機によるといえよう。世界の経済活動の困難な情況から、新しいアイディアに満ちた助け合い、言葉を変えれば、広い意味での“分かち合い”がうまれている。これこそは、危機が生じなければ、惰性的に商業至上主義の蔓延が支配する世界が作られよう。世界の各地で、スポーツ界や芸能界などの異業種間で互いに連絡し合いそれぞれの長所を生かした連携によって、最も必要となっている医療の装備品を製造し、医療に携わる人々に提供しようとしている。
世界は知らずしらずのうちに、霊的意識の活動へと舵をきりはじめた。背後で霊的意識を促すエネルギーが働いているに違いない。
コロナウィルスのこと(霊的視点から)
2020年05月11日 · コメント(0) · 日記
タグ : 分かち合い
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