秘教日記

”わたし自身を公に顕す時が来たら、すべての人間の
希望と願いを表明する。新しい人生への、新しい出発
への願いを、方向転換への用意があることを、人々が
平和に生きることができる新しい世界の建設を、自分
自身を恐れることなく、兄弟たちを恐れることなく生
きることができ、心に喜びを持って自由に創造し、正
直にあるがままであることができる、新しい世界の建
設への願いを表明しよう。
・・・“（メッセージ第８信より」

メッセージの中に書かれている“平和”という言葉
が私の注意を引く。学生時代にアメリカ・カリフォル
ニア州の神智学のアシュラムを訪ねたとき、アシュラ
ムの住民たちと日本から行った私たち訪問者の間で「
世界の平和はどのようにして達成できるか？」という
ことをテーマにして話し合われていたことを思い出し
た。その時、チラリと私の脳裏に、「世界の平和は、
私たち一人ひとりの心の平和が達成できた時に、世界
全体の平和も達成される」というアイディアが浮かん
だことを想い出した。つまり私たち誰かの心の裡に不
安や恐怖がある内は、世界の平和を達成することはで
きない。核抑止力といって、核兵器を自国に保持して
いる国は、隣国に脅威を与え民衆を不安に陥らせるか
ら、却って自国民に平和をもたらすことができない。
自分の心の裡に平安を確立した政治家でなければ、国
民に平安をもたらすことはできない。
そんなことを考えていたことことを思い出す。