秘教日記

昨夜（6/22）のＮＨＫＴＶで「ドラレコは見た！ちょっといい話（1）「ドラレコが見たコロナ」という番組を見ました。東京は緊急事態宣言で外出が自粛され、タクシーは売り上げがなかったが、宣言が解除され久しぶりに外出した客を乗せたタクシー・ドライバーと客のやりとりをタクシーに搭載してあるドラレコが記録したものを紹介する番組です。タクシーの乗客の様子を映した映像がありました。
その中で多分日系ブラジル人の女性でお酒を飲んでいて終電に乘り遅れたと思われる乗客が運転手に都心から離れた所にある自宅までタクシーに乗ると幾らになるかと尋ねると、運転手はナビで走行距離から五千円位になりますと返事すると、女性の乗客は財布を取りだして、「今は三千円しかないから、三千円にまけて欲しい」という。タクシーの運転手も走行距離に応じた売り上げをタクシー会社に提出しなければならないから、どうするかなとみていたら運転手が自分のお金を提供してその乗客を自宅付近まで運んだ。
運転手は自分のお金で、乗客の運賃を自腹で肩代わりしました。しかし、次に乘った乗客はタクシー代を払うのに一万円札を差し出し「おつりは要らない」と言って気前よく支払ってくれました。
このいきさつをＴＶで見て、私は昔記事に書いたこと：呼び水の原理と名付けた行為のことを思い出しました。布施の理由はこの“呼び水の原理”でエネルギーを循環させる.。