TVニュースが三重県熊野川でのアマゴの放流を伝
えていた。アマゴは鮭と同様、卵から稚魚へと育った
川の上流地域へと、成長して戻ってくるという。この
ニュースを小耳にはさみ、私は昔ブログに取り上げて
書いたことがある仏典の長者窮子の話と聖書の放蕩息
子の話を思い出しました。鮭もアマゴも生まれ故郷と
いうか、卵から稚魚に育った水のきれいな川の上流へ
と戻ってくるのは、これらの魚の本能でしようが、動
物には不思議な本能が備わっている。私たち人間もき
っと私たちの父である神の元に帰ろうとする本能が埋
め込まれているかもしれない。意識しようが、意識し
まいが。それが仏典の長者窮子の話であり、聖書の放
蕩息子の話だと思います。
その両方とも、自宅を離れ、長い旅から久しぶりにも
どった息子を長者である父親は、まず召使と同じよう
に処遇し、息子が自覚するにつれて、自分の全財産を
継がせるというお話です。これは、私たちがイニシエ
ーションの道を辿ろうとする話しそのものです。神の
遺産とは何でしょうか?
アマゴの放流のニュース
2020年06月28日 · コメント(0) · 日記
タグ : 長者窮子
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