秘教日記

アリス・ベイリー著作集のどれかに「人間と宇宙の
構成図」が冒頭に示されています。最初の頃、つまり
秘教を学び始めたころは、この図表の意義がよく分か
らなかった。宇宙とは神と言いかえてもよい。魂は全
ての存在にあるとは云うものの、全ての人が現世では
意識しているわけではない。なかには、「自分には魂
は要らない」と思っている人もいて、私のヨガの師匠
は『「魂、そんなもの、犬に食わせてやる」と云うひ
ともいる』と、言っていた。人は長い歴史を経て、人
生経験を積み、魂意識を得る。更に意識が進化して霊
的トリアッドに達すると、神聖意識を得て、神の創造
活動に参与するようになる。“自分は神の子である”
という生長の家の信者さんの体験談はそれを聞いた私
には衝撃的な言葉でした。秘教の第一公理“エネルギ
ーは思考に従う”という言葉とどうように、霊的トリ
アッドは、神聖意志・霊的愛（ブッディ）・高位マナ
スの三つが三角構成で結ばれています。エネルギーの
世界には三角組がよくあらわれます。