今からおよそ40年前、私は30代初めに「オイカワワ タチ」と題された五巻組の私家版ふうの本を友人から譲っ てもらった。読んでみると、驚くべきことが書いてあった 。大空を覆うほどの無数のUFOが人類のうちの、これは という人々を救うために、地球を訪れるという。その時が 近い、というのだ。地球人類は滅びの瀬戸際にいるのだ、 と書かれていた。作者は或る小さな出版社の社長さんだっ たように記憶しています。 UFOが大挙して、地球に訪れる、という話しもさるこ とながら、地球文明が核爆弾の使用によって滅亡するとい う話しは当時としては現実味を帯びた話だった。核爆弾 の規模は格段に大きくなっていたし、誤って核のボタンを 押すという事故も報告されていた。 「オイカワワタチ」に書かれていたことは、ほとんど忘 れてしまった。しかし、「腐ったリンゴ」という表現だけ 妙に記憶に残っている。この時代には、他の惑星から地球 人として過ごすために、多数の宇宙人が生まれ変わってい るという。彼らは地球人とは少し違ったメンタリティーを 持ち、地球人とは時々話しが噛みあわないという。 先の「腐ったリンゴ」という意味は、折角地球人のメン タリティーを学ぶために地球にやって来たのに、生まれ故 郷の星にいた時より、堕落してしまって周囲にいる人々を 同様に堕落させる宇宙人のことを、こう呼ぶようである。 その後、私は地球の人には見られない独特の数理的知性 の持ち主で、ある構図や色彩から発するエネルギーを敏感 に感じ取る人などに会うチャンスがあり、宇宙人がこの地 球に多数生まれて、地球で起こることを体験する大きなチ ャンスを迎えている、という話しもまんざら作り話ではな いと考えるようになりました。
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