ムヒカ大統領の“二つの選択肢”のお話しの中のグループという言葉に触発されて、グループの在り方について考えてみました。 まず、グループ活動の長所はどのような点でしょう。以前に人間の三様相で示されていたように、私たの体の内臓は大きく呼吸器系器官・循環器系器官・消化器系器官に分類され、三つのグループ分けを考えることができる。呼吸器系器官は神の霊エネルギーに対応しており、循環器系器官は仲介原理である魂に対応していて、消化器系器官は肉体そのもの、即ち、物質に対応していると理解することができる。これらの器官は、それぞれが独自の特殊な機能を備えてはいるが、他方その単一の働きだけでなく、他の器官の機能をも果たしている。例えば、消化器系器官の中心的器官は胃だと考えられるが。胃は主に食物が腸類から吸収しやすい液状にまですると考えられる。しかし、液状化する仕事だけにその機能を限定しているわけではない。他の消化器系の器官が不十分な働きをしている時には、その働きを補助するような働きをする。他の器官の働きを補助する。グループの在り方の法則がここに示されている。つまり、グループとは、それぞれが特化した機能を持ちながら、他の器官の機能もいくらか果たすことができるという事実がある。細胞の中には、他の部分に移植されると、その器官の機能に次第に順化していく。IP細胞はそのような細胞である。私たちの社会もグループ活動の中で、特殊な活動の仕方を身につけ、単独で活動している時には思いもかけなかった能力を身につけるかもしれない。
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