秘教日記

　民放のＴＶ番組で「あいつ今何してる？」というのがあります。番組の概要は、ゲストとして招かれた有名人が、学生の時に最も印象深かった人で、今は交流もなく、音沙汰もない。自分よりも優れた才能を披露した人が今はどのような仕事をしていて、どのような人生を送っているのか、ＴＶ局のスタッフが調査し、ＴＶ電話で、ゲストの人と学生時代に友人だったその人と再会させる。私の好きな番組の一つです。取り上げられる人は、大抵天才的な人や異才の人で、この番組を観ると若い世代の人々の優れた才能に驚嘆します。そして、未來の世の中の情況が希望に溢れた世界になっているのを予想します。若い世代の人々の思考法の進化は素晴らしいと思う。 　上の話題と無関係ですが、クリシュナムルティの著書で竜王文庫から出ている「大師のみあしの下（もと）に」という本があります。その本の後半に、オカルトの古代からの箴言を編集した小冊子が組みこまれている。独特の言い回しで、オカルティストに向けた箴言が書かれている。その言い方に倣った箴言は、次のようです。即ち、 マイトレーヤの三つの教えは、“マインドに正直、生気に誠実、無執着”ですが、「ホワイトマジック」の中には“教えに固執せよ”と書かれている。無執着と固執は矛盾した反対の意味を持っている。二つの言葉をよくよく考えてみよう。 ＢＣは私たちに、パラドクシカルなオカルトの箴言に慣れるようにと、言っていた。