中学校の歴史の教科書にマヌ法典には「目には目を、 歯には歯を」という法が書かれていて、これは相手を怪 我させた人が罰せられて、相手に傷を負わせたと同じ罰 を受けるという法を述べたものだと教師の説明を受けた ように記憶しています。当時は未開の古代人にとっては 、相手の人に負わせた怪我と等しい罰則をさだめたもの 、それも当然かな、と理解していましたが、その後アリ ス・ベイリー著作集のどれかにハイラーキーの組織図が 示されていて、第一光線部門の一番上にマヌという名前 を発見し、マヌはハイラーキーの高位の覚者で、カルマ の法則解説者の一人ということを知りました。「目には 目を、歯には歯を」は、残虐な恐ろしい罰則を定めたの ではなく、宇宙法則である相手と自分は同一で、相手に 行った行為は、この生涯か次の生涯か分かりませんが、 然るべき時に聖書をはじめ、歴史を検討すれば、相手に 加えた行いで、自分も同じ目に会うことの例が沢山見つ かります。神が宇宙を統べるのに、編み出した巧みな智 恵の一つだと私は理解しています。こうして世の中の出 来事をみると、権力者たちが人民に行っていることは、 いつかは自分も同じ目に会うに違いない、と考え私は慰 めをえている。 詐欺師たちはいつかの人生で、自分が行った詐欺と同 様の詐欺で苦しい思いをするでしょう。
コメント (0)
コメントはまだありません。