秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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初めての訪問

2010年02月14日 · コメント(1) · 未分類

 一ケ月に一回の、その集会に何回か出席するうちに、先生は、私たちを自宅に招待してくださった。一度遊びにいらっしゃいと、声をかけてくださったのである。
 私を入れて四人の若者と少し年配の女性の方が、先生の招待を受けた。その内の三人が一緒に先生のお宅に訪れた。
 先生の家は、岐阜県関市にあった。名古屋からほぼ2時間の距離である。私と植松さんは、春日井に自宅のある近藤さんの家に集合して、それから関市まで一台の車に便乗してでかけた。
 先生は、私たちが家の近くまで行くと、太い道路まで出迎えに出ておられた。「どうして私たちが到着する時刻がわかったのだろう」とその時、私は思った。
 春日井から関市まで1時間半ほどかかるが、到着予定時刻が前もって連絡してあったわけではない。表で相当長い間、私たちの到着を待たれたわけではないだろう。私たちは昼食を先生の家で御馳走になる予定であったが、12時をとっくに過ぎていた。
 予定時間よりも、遅く到着したら、大抵は出迎えなど期待しないものなのだが。
 先生の家は、茅葺きの古い農家を借りたものだった。土間があって、家の前には40坪ほどの庭があった。
早速、座敷にあがって、すでに用意してあった昼食の膳を前にした。遅れた失礼をお詫びする間もなく、「お腹がすいているだろう」と声をかけられて、すぐに食事になった。その料理の美味しいこと、美味しいこと、いきなり高級料亭の懐石料理のような御馳走だった。
 その料理は先生の奥さんではないが、兵庫県の三木市から先生に従ってついてこられた「おばちゃん」と、お呼びすることになる、女性の方が作られたものだった。
 食材は質素であったが、御飯が日頃家で食しているものとは一味も二味もちがっていた。思わず「美味しい」という言葉が出て、御飯のお代わりをしてしまう。他の人の口々から「美味しい、美味しい」という言葉が出る。先生は、「ここにきて、食事をする人は、みな美味しい、と言ってくれる」と仰った。何が違うのだろう。
 食事の後には、りんごや美味しい抹茶とともに、饅頭をいただいた。そして、のんびりと、庭に出て花を愛でたりした。
 今考えると、あのようなのんびりした気分を味わうことは、以後なかった。とくに堅苦しい話をするわけでもなく、福井の実家で過ごしたの先生の子供の頃の話を聞いて過ごした。先生は、いたずら好きな性格で、種を植えたばかりの他人の畑にはいって、畑を踏み荒らしたために、両親からこっぴどくしかられ、お菓子を一つもらって、農器具小屋にとじこめられ、日暮れまでそこから出してもらえなかった、という話を聞いた。
 小屋は野地板で囲まれていた。板と板の間に隙間があり、その隙間から一筋の日の光がが漏れていた。太陽が傾いていくにつれて、板の間から漏れてくる光の足がすこしずつ移動していった。その光が照明の光のように土間に当たる所に、お菓子をおいて、太陽が移動していくのにあわせて土間を移動して遊んでいた。光のあたる所は最初はすこしずつ移動した。やがて、その移動が急激に速くなって、一気にスーと移動していった。そのとき、先生はお菓子を光の移動先に移すことができず、時間の感覚が無くなっていくのを感じたという話をされた。それは神秘体験の一つであった。

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コメント (1)

  • Kerri

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