秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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三日目の早朝(2)

2010年08月18日 · コメント(0) · 未分類

 夢見心地で、草履を脱ぎ捨てると、広場へと急いだ。すでに何百人もの人が並んでいる。山内さんにしたがって、例のごとく並んで座った。広場全体にビャクダンとジャスミンが混じったような香りが漂っている。アシュラムの入口にあるガネーシャ神像の前に常に炊かれているお香の煙が街灯の光りを受けて白く輝いている。一時間以上、ただ周囲を見回すばかりで何もせずにコンクリートの上に座っていると、やがて先頭の人が籤をひき、一番を引いた列の人たちから「うおっ」という歓声の声があがって、その人たちが立ち上がった。
 隣の列の人たちが次々に立ち上がってはダルシャン会場へと歩を進めていくのに、私たちの列は一向に、順番がまわってこない。ほとんど最後に近い籤をひいたようだった。ホールではずっと後ろの方で、サイババの姿が見えるとしても、小さな豆粒ぐらいの大きさにしか見えない位置であった。その位置に座って、私はサイババが姿を現すまで、意識して観察することにした。天井を仰ぐと、十メートルぐらいの高さの天井は、二メートル四方ぐらいの升状に仕切られていて、その底はフカミドリ色の背景に、大きな蓮の花を図案化したものが描かれている。その横の部分には曲線で描かれた東アジア特有の唐草模様が描かれている。その升状のものが六つ、つながっている所と九つつながっている所があって、太さ八十センチぐらいの円柱が縦に八本並んでいる。ホールの縦の長さは百メートルぐらいあるだろうか。あのニメートル四方の升の下に十六人はいるとして、単純計算で升の数が縦三十三×横三十三の千八十九個として、十六×三十三×三十三=一万七千四百人ぐらい収容できる広さだと計算した。
 しかし、いくらなんでもそれだけの人が今集まっているとは考えられない。大体の計算で、一万ぐらいの人が集まっていると私は推測した。大雑把な計算である。機会があれば、升の数も正確に数えて、整列した人たちによって作られる一ブロックのおおよその人数を数えてみたいと考えていた。世界中から、人々が集まってくる。この広いホールでさえ今は狭く、中に入れずに溢れている。一体サイババのパワーはどんなパワーなのだろう。 

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