NHKアーカイブ
日曜日午後1時50分から2時55分まで
「世界を戦争に導いた男」と題された
ドキュメンタリー番組を見ました。
アメリカのメディアは、
スライブによれば
わずか25年間で、
50局ほどあったTV局が
5局に統合されたということで、
どのTV局も真実を伝えるには程遠い感がします。
しかしNHKのこの番組を見るかぎりでは、
NHKはアメリカのコーポクラシーの
支配下から免れていることが伺われました。
NHKのドキュメンタリー番組は、
見るに値すると思います。
番組によれば
ブッシュ政権下で国務長官であった
国民の信頼厚いパウエル氏は
国連でイラク戦争開戦のきっかけとなる演説をしました。
後に、任期半ばで国務長官の職を辞任します。
パウエル氏は彼らに利用されたのです。
アメリカ国民を動かすために、
イラクが生物化学兵器を作っているという
国連での演説の根拠となった情報は、
イラク人亡命者からのものでした。
それはCIAがドイツの情報機関BNDから手に入れたとして、
パウエル氏に提供します。
しかしBNDは
イラン人亡命者が詐欺師的人物であることを知って、
CIAに対してその情報を根拠としないように忠告していました。
それにもかかわらずCIAは強引に
その人物の情報、
イラクが生物化学兵器製造をしているという偽情報を根拠にして、
パウエル氏は国連で対イラク開戦を呼びかける演説をしました。
このドキュメンタリーは、
CIAがコーポクラシーの支配下にあることを伺わせる
貴重な番組です。
NHKアーカイブ
2013年04月15日 · コメント(0) · 未分類
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