秘教日記

日本の有識者方が、
過去の反省と未来のビジョンをまとめたもの
と言われるだけあって、
国際社会に向けて発表するにふさわしいものと私は感じています。

ただ少し気になった表現が一ヶ所ありました。

それは
「日本では、戦後生まれの世代が、
　今や、人口の八割を超えています。…」
で始まる節の中の、
「あの戦争には、何ら関わりのない、
　私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、
　謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」
という句です。

読み方によっては、
「先祖の人々が侵略戦争へと突き進んで行ったことを
　未來の子供たちに伝えたくありません」
と誤解されるかもしれません。

「謝罪の言葉を今後も言い続けなければならない
　状況を作ってはなりません」
とすれば分かりやすいです。

謝罪の気持ちを持ち続けることは、
未來の子供たちの宿命であることは紛れもないことですから。

戦争を知らない子供たちが、
先祖の犯した過去の過ちを忘れるべきではありません。

謝罪の言葉を言わねばならないということは、
周辺の国に不信感を抱かせる状況が現に存在するということです。

「謝罪の言葉を言わなくてもよい」という状況は、
国と国が対立することなく、同胞として信頼し合い
軍備を持たなくてもよい、
真に平和な国際社会を確立することです。