この法則の存在を確信した経緯をお話しします。
パタンジャリのヨガ経典には、
霊的教えが書かれていて、
その中にはカルマの法則が解説されています。
しかしそれは頭で知っているというだけで、
実際に理解していたわけではありませんでした。
大学生のとき、新幹線に乗っていて、
トイレに入ったとき、トイレに財布が落ちていました。
小銭入れの財布で中に硬貨と切符が入っていました。
当時私は貧乏学生で、
わずかなお金の誘惑に負けました。
その財布を車掌さんに届ければよかったのですが、
小銭を欲しかったために、
届けずに「インマイポケット」しました。
恥ずかしいことです。
その後、私は三度も自分の財布を落としました。
財布を拾って得た金額よりも遥かに多額の金銭を失いました。
主の降臨の事実を知ってから、
イニシエーションの道を辿ろうと決意しました。
やがて財布を落として多額の金銭を失うことになったのは、
貧乏学生だったときの、インマイポケットの行為のせいだと
思うようになりました。
正直で正しい生活をおくろう決意すると、
泥棒にお金を抜き取られても腹が立ちませんでした。
それどころか自分のカルマの負債がそのことによって、
返済されるような気がして、
泥棒さんに感謝の気持ちさえ湧いてきました。
その後、財布を三度、ケイタイ電話も三度落としましたが、
不思議なことに、ちゃんと自分のところの戻ってきました。
パタンジャリのヨガ経典には、
次のように書かれています。
”決して盗まない人は、
人からも奪われることはない”
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