若かりし頃に読んだ「ヒマラヤ聖者の生活探究」
(ベアード・T・スポールディング著/ 霞ヶ関書房)の中に、
波紋の話が出てきます。
自分が発する想念が、
宇宙の果てまで届いて、
やがて自分に戻ってくる様を、
池に投じた石が水面に作った波紋に譬えて聖者は説明します。
小石を池に投げ入れると、
池の水面に最初は小さな波紋が生まれます。
波紋は大きく広がって池の岸辺に到達した後、
反射して小石が投じられた場所まで戻ってきます。
同様に、
私たちの想念も宇宙全体に波動として伝わり、
やがて自分に戻ってくるという。
聖者は自分の想念で、コップの水を凍らせながら、
相手に向けた想念が自分に及ぶ様を探検隊に説明しました。
一人の”分かち合い”の心が、
世界を変えることにどういう影響があるのかなぁ~と、
疑問に思ったとき、
フト、この波紋の話が思い出されました。
私たち一人ひとりの「分かち合い」の想念は、
宇宙全体に波動として伝わり、
周辺の人々に影響するかもしれませんね。
”分かち合いは、
実に、聖なることである。
人間のすべての進歩の根底にある。”
(メッセージ第82信「より)
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