10/7のブログの中で、
「銃規制の問題と核軍縮の問題には類似点がある」と、
述べました。
アメリカ合衆国で銃規制を立法化しようとすると、
銃で自分の身を守ろうとすることは憲法で保障されている、
と主張する人々の激しい反対に会います。
国際社会で核兵器廃絶を立法化して推進しようとすると、
核武装が武力攻撃に対する強力な抑止力だと
固定的に考えている国々の賛同が得られません。
英米安全保障情報協会(BASIC)の
ポール・イングラム氏の核抑止力の考え方に倣えば、
銃も究極的には相互破壊の恐怖によって、
自衛の手段とする考え方で、
この考え方は持続不可能です。
このような考え方は、
人類王国が動物王国の弱肉強食の考え方を元として、
長い間につちかわれてきたものです。
しかし今や核兵器の破壊力は頂点となり、
もし実際に使用されるなら
相手国と自国だけに限らず、
全人類と人類王国以外の王国も巻き込むほどになりました。
軍拡競争は今に始まったことではありません。
相手よりも勝る武力を持たなければ、
安心できないという拡張競争の最終結果は、
どうなるかということを人類は知っています。
先の大戦で軍拡競争の結末を経験しているからです。
核開発は進んだ今となっては、
一国だけの破壊では終わりません。
核武装による軍拡競争の最終結果は、
映画「猿の惑星」に描かれている通りです。
宇宙の兄弟たちが私たち人類の行く末を
心配そうに見守っているというのも分かりますね。
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