昨日(11/5)、
フトつけたTVはNHKの番組、
「よみがえる大伽藍~薬師寺 復興事業50年~」でした。
別のチャンネルに変える積りでいましたが、
映像に宮大工の西岡常一氏が映っていたため、
番組に見入ってしまいました。
西岡常一さんと言えば、
法隆寺金堂の再建に携わった宮大工の棟梁として、
有名な方です。
いつか、このブログでも、
氏の言葉を引用したことがあります。
薬師寺管主の高田好胤氏との交流が番組で、
紹介されていました。
好胤氏は西塔再建のための莫大な資金を、
大企業からの寄付ではなく、
大勢の庶民からの寄付によって調達することを決意しました。
高田管主は般若心経の写経を、
100万巻奉納することを請願し、
民衆に写経を勧め、
塔再建のための寄付を呼びかけました。
”心が清らかになってから、
写経しようと思う人はいつまでも写経できません。
”写経しているうちに、
心は次第に浄化されます”
西塔再建の資金集めを庶民の浄財で賄うことを決意して、
高田好胤管長は、写経を勧める説教の中で、
上のように語っています。
当初は、
100万巻の写経を集めることを請願しましたが、
800万巻にもなったそうです。
写経によって人々の心は浄化され、
人々は霊的光を得て、満たされました。
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