吉野源三郎著/岩波文庫の本の紹介です。
この本が書かれた時代は、
日本が盧溝橋事件をきっかけに、
全体主義的国家となり、
個人主義的な考え方は、
非国民として、排除される雰囲気がありました。
この本は、少年少女に、
自由で進歩的な文化を伝えようとするものです。
コペルニクスが主張した、
地球が広い宇宙の中の天体の一つとして、
その中を動いているということを紹介しています。
この考え方と対峙して、
中世のキリスト教世界において、
教会が押しつけていたように、
地球が宇宙の中心にあるという、
古い時代の考え方があります。
今朝(1/21)のTVで、この本が、
驚異的ベストセラーになっていると伝えていました。
この本をもとにしたマンガが中・高生の間で、
評判となっているとも伝えられました。
ところで、
北朝鮮の全体主義的な政治体制は、
戦前の日本を想起させます。
他方、
野党の民進党と希望の党の党首会談がおこなわれ、
野党の統一会派を作ろうという話しが、、
物別れに終わったというニュースも報じられました。
全体主義と個人主義は、
いずれも袋小路につきあたり、
新時代にふさわしい考え方とは言えません。
コメント (0)
コメントはまだありません。