サラリーマンだった頃、
社員研修でナポレオンヒルの成功哲学に倣って、
1年後には係長・2年後には課長・3年後には部長、
というように、出世プログを作成して、
会社に提出することが求められた。
人生目標が出世することだと考えている人には、
それなりに意義のあることかもしれません。
出世とは別の目標がある人にとっては、
苦痛でしかなかった。
私は一応、目標を書いて提出しましたが、
心の正直さを裏切ることになったのか、
書いた言葉に力がこもっていなかった。
以前に目的意識は意志エネルギーの喚起となる、
というようなことを述べました。
定年退職となって、
生きる目的を失った人たちが、
急に老け込むということがありがちです。
佐藤真海さんが、
「ゴールラインを簡単にわらない」目標のことを、
成人式に招かれて若者のすすめました。
ゴールラインとなる目的を設定しないことは、
その意味で大切なことです。
ピラミッドの冠石が置かれていないのは、
未完成の意義を人類に伝えるためです。
イニシエーションの道においては、
人は”マインドの正直、生気に誠実、無執着”
が目前の目的となるかもしれない。
日常生活において、
私たちは心の正直さに反することがあまりに多い。
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