秘教日記

学生時代に、フランス文学を専攻していたせいで、
私はシュルレアリスム運動やアンドレ・ブルトンの自動記述に関心を持ちました。

自動記述は心霊主義の立場からは、
一種の憑依と考えられている。

アリス・ベイリーが、
DK覚者と最初に接触した時の様子が、
”20世紀の偉大な三人の女性たち”：
（ブラヴァツキーとヘレナレーリッヒとアリスベイリー)
という本に書かれています。

その本によると、アリスベイリーは、
DK覚者の口述する秘教の筆記を、
最初は断ります。

理由は、
私なりに考えると、
アリスベイリーはDK覚者の教えの記述を、
心霊主義が憑依の一種としてる
自動記述と同じだと考えたようです。

憑依は初めの頃は問題ありませんが、
回を重ねるうちに、
次第に低級霊の影響を受けやすい体になるのでは、
と私は思います。

霊媒体質の宗教家たちは、
創設時には高尚なことを提供しています。

しかし、
霊媒体質の宗教家が創設した団体は、
時が経過すると問題が生じ、
組織が硬直して行く。

憑依という現象は、
私たちの自由意志を冒すという、
法則違反に関係があるかもしれません。

ところで、
新約聖書には、
イエスが悪霊に憑依されて、
不思議な病に冒されている人から、
悪霊を追い出し治療する奇跡が書かれています。

そのとき、イエスは”再び、憑依される時には、
七倍の力を持つ悪霊に取りつかれる”
というようなことを言っています。

”七”という数字がたとえの数としても、
繰り返されることは、
力が倍加するのは事実である。

以前のブログでも述べましたが、
邪悪な想念に影響されて、
ひとたび悪を行えば、
促しのエネルギーは以前の数倍の力を持つ。

私たちは、
自分の想念をよく観察しなければいけないと思います。