リハビリの先生の出身は震災のあった熊本、
黒川温泉の近く。
温泉の話しで会話がはずみました。
私が先生に話したのは、
30年ほど前、
私は友人に誘われ、東北地方を旅行した時のこと、
青森県奥入瀬渓谷近くにある、
酸ヶ湯温泉での体験談です。
酸ヶ湯温泉は全国から多くの湯治客が訪れていました。
今はいくらになっているか知りませんが、
当時は入浴料が200円で、
周辺に自炊できる簡易宿が整備されていて、
長期の滞在を可能にしていた。
脱衣場で服を脱ぎ、風呂場に行くと、
なんと、そこは混浴風呂だった。
湯けむりで、
近くでも人の姿もオボロゲにしか見えないが、
都会に住む私にとっては驚きでした。
一人の女性客は乳がんで乳房を切り取っていて、
その湯治のために東京からきているという。
湯は酸性度が強く、数倍に真水で薄めても、
温泉の湯は酸っぱい味がした。
私は手に怪我をしていたが、
湯から出た後、
その傷が癒されていたのを見て驚きました。
私がデイサービスで2回と自宅で1回、
週に3回しか入浴できない、
というこぼれ話から、
こんな話もしました。
訪問看護師が自宅で入浴介護をする時、
”いっしょにお風呂にはいりましょう”
と言ったのを聞いて、
私が服を脱いで待っていたところ、
服を脱いだのは私一人だった、という話をして
リハビリの先生に大笑いをされてしまった。
“本物の温泉は生命力がある”
”今は真水で薄める偽の温泉が多い”
という話しもしました。
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