秘教日記

17（水）の夜９時から放送された或るバラエティ番組で、
オウム（オーム）事件の死刑囚土谷正実が
取り上げられていました。

”高学歴のエリートとしての未来を捨て、
　彼らはなぜ史上最悪とも言われる
　無差別テロに加わったのか”
（番組紹介の概要から）

マインド・コントロールに焦点が当てられていた。

”ポア”というのは、
麻原彰晃が作った独特の理論で、
自分たちの意に沿わない人々の生命を奪うことは、
彼等を”救う”ことになる、

なぜなら彼らは死んでしまえば、
自分たち”聖なる存在”に対して、
これ以上罪を犯さないから、という独善的理論。

そのような理屈を、
サリンという毒ガスを製造出来るほどの、
化学知識を持つ土谷は麻原の理屈を、
”神聖な教え”だと信ずる。

それは、
麻原彰晃はマインド・コントロールに長けていた、
というのが土谷を取り調べた調査官の意見であり、
番組の趣旨でした。

土谷死刑囚は、
彼の取り調べに携わった人との手紙のやり取りの中で、
己れのあやまちに気づき、
悔悛の思いを綴っていた。

ところで、
マインド・コントロールの方法は、
意外にたやすい。

私たちも無意識的に行っているかもしれません。

自分が直接手を下さず、
自分の悪だくみを誰かに
行うように仕向ける。

マインド・コントロールは、
自由意志を冒す宇宙法則違反です。

自分の子供であれ、
他者の自由意志を冒せば、
カルマ的な負債を負うことになります。

悪意あるマインド・コントロールは、
自分の脳に何らかの反動を受ける。