グループ・イニシエーションの一つの条件を論じている時、
スポーツの祭典アジア大会の、
マラソン競技の中継がありました。
中継TV局のアナウンサーと解説者との会話のなかで、
解説者が”日本はチームで戦う”と言ったことに惹かれて、
一層の興味がわきました。
マラソンはどちらかというと、
個人プレイの競技だと思っていたからです。
スポーツのチームプレイは、
イニシエーションの道のグループ意識と深い関連性がある。
個人のパーソナル意識を、
グループ全体の利益に従属させる。
ときには、グループ全体の勝利のためには、
犠牲的献身が必要となる。
ピョンチャンオリンピックのスケート競技で、
日本チームがスケート競技の強豪国オランドに勝ったことが
記憶に新しい。
この時の日本チームは、
個人々々ではオランダの選手に負けているのに、
日本らしい和の精神でチームプレイに徹し、
勝利をおさめました。
1+1=2ではなく、
プラスαの力が加わるということが、
スポーツを通して、
やがて世界に知られて行く。
そして更に、
グループ・イニシエーションについても、
学ばれていくだろうと、
思ったことでした。
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