先週日曜日(11/17)に放送されたNHK大河ドラマ:
「西郷どん」の再放送を見ました。
朝鮮に居留する日本人の安全のために、
朝鮮に単身で乗り込み、
朝鮮政府の官僚とと交渉しようとする西郷どんと、
居留民の安全確保よりも、
日本政府の冨国強兵策を先行させることの方が大切だ、
と主張する大久保利通の対立の構図が描かれています。
これまで親友として過ごしてきた二人ですが、
この時を最後に敵対するようになります。
居留民の安全を確保するために、
朝鮮に単身で乗り込もうとする西郷の考え方は、
“人の善意をあてにする”甘い考え方だと、
大久保利通は批判する。
人々のことをおもんばかるドラマの主人公西郷吉之助と、
居留民を見殺しにしても、
近代化を急いで推し進めようとする、
権力志向の大久保利通との対立は、
このドラマの中の圧巻で、
観衆の私たちに深い感動を与える。
二人の考え方の違いは、
様々な二律背反点(保守と革新;伝統と独創など)について、
考えてみるように、
私たちを思考へと誘う。
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