人はぎりぎりの所で、
助かるというという経験をすることがある。
今朝のNHKTVの朝ドラ「まんぷく」の或る場面は、
私に”ぎりぎりの所”で、
セーフとなったいくつかのケースを思い出させた。
「まんぷく」の場面とは、
次の場面です。
萬平は小田島製作所で、
人々に役立つ仕事がしたいという、
志を活かせる万能調理器の開発を手伝ってきました。
遂に調理器は完成しましたが、
それを売り出すためには、
調理器を大量生産しなければなりません。
しかし、
主人公万平が理事を勤める池田信用金庫は、
これまで小田島製作所に資金援助をしてきましたが、
その資金が底をつき、
万能調理器を大量生産するには、
母店である梅田銀行から、
資金援助を受けなければなりません。
萬平は自宅とその自宅が建つ土地を担保にして、
梅田銀行から資金を借りたいと、
妻の福子と義母の鈴に相談します。
妻の福子は萬平の志を理解し、
悩みながらも萬平の依頼を承諾しますが、
義母の鈴は”絶対反対”を告げます。
冒険を望まず、安定を維持したい鈴と、
世の中が前進し、人々の為になるなら、
新しいことにチャレンジする冒険精神の持ち主萬平との対立は、ドラマだけでなく世の常かも知れません。
「まんぷく」に限らず、
大河ドラマに描かれている主人公たちは皆、
自分の平安と安定生活を犠牲にすることをいとわない。
坂本龍馬にしろ、西郷どんにしろ、
彼等は「ぎりぎりの所」を通って、
前にすすむ。
前進するには、家庭生活の安寧を犠牲にしても、
ぎりぎりの所を通って進む覚悟が必要かもしれない、
と思ったことでした。
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