ヨガの師匠がある時私に言いました。
”人を導くには、
牛に草を食べさせるように”と。
私は師匠から秘教治療のワザを学ぶ目的で、
ヨガを学ぼうと考えていました。
秘教治療のワザを修得すれば、
楽に生活できると気楽に思っていたから。
まさしく、
私は目の前にニンジンをぶらさげられた馬ではなく、
草を差し出され、
その草の方を目指して、
のろまな足どりの牛よろしく、
気づかないうちに、
真理の方向に歩んでいたことを今になって知ります。
ところで、
意志と欲望は光線の特質として似ているが、
全く異なる。
第六光線は”欲望の光線”と言われ、
感情(情緒)性質を司る。
燃えやすく醒めやすい。
「・・・
もしそうだとすれば、
あなたが千回の転生を経ても、
築き上げることのできないほどの宝を、
放棄することになろう。」
(ベンジャミン・クレーム著/石川道子訳
「いのちの水を運ぶ者」のメッセージ第6信から)
上のメッセージを読めば、
誰よりも熱心に活動しようと、
異常に燃え上がる。
しかし、
いつしか熱が醒めて、
瞑想も辞めてしまう。
欲望が醒めると関心が別の方向に向いて、
活動が停止してしまう。
意志の光線の特徴は、
結果がどうあれ、
最初に始めた動きを倦むことなく続ける。
ホワイトマジシャンを目指す第六光線は、
第一光線の特質を身につけたい。
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