思春期になると、
恋に目覚め、同時に宗教心にも目覚めた。
15才の時、
クラスメイトの女子に恋をした。
その人は教室の後ろの黒板に、
きれいな文字で、
高村光太郎の智恵子抄の中の
「レモン哀歌」を自主的に書き写していた。
クラスの皆よりもマセタ人で、
大人びていた。
そのためかどうか分からないが、
皆から煙たがれていた感がある。
中学校を卒業して、
私は思い切って、今でいう告白をした。
一度は色よい返事をいただいたが、
次の手紙に返事はなかった。
私は失恋した。
高校一年生の時でした。
勉強は手につかず、閉じ籠りの生活が続いた。
文学の世界に慰めを求め、
室生犀星の『性に眼覚める頃』
石坂洋次郎の『若い人』
ゲーテの『若きウェルテルの悩み』などを読んだ。
毎日日記をつけるようになった。
阿部次郎の「三太郎の日記」に刺激を受けた。
日記を書いているうちに、
自動筆記のようにドンドン書けて、
遺書のようになり、
自殺しようと決意した。
自殺しようとした時、
神秘体験をして、
その体験がその後の私の人生を大きく変えた。
この体験談は「私の体験談」というタイトルで、
ブログに書きました。
明日は、この続き。
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