ある種の人々は死者を”ホトケ”と隠語で呼ぶ。
ある種の人々とは、
警察関係の人々、ヤクザの人々などです。
この呼び方には訳がある。
私たちは死の向こう側、つまり、あの世の生活について、
誰一人記憶に留めてはいないので、推測するしかない。
稀に、
特殊な体験記を残す人の著作や、
臨死体験をしたひと、
覚醒を得て、肉体意識から解放された人の著作から、
あの世での私たちの意識を推測するしかない。
最初に戻って、
死者を隠語で”ホトケ”と呼ぶのは、
次のような理由が考えられる。
肉体を失った死者は、
パーソナリティー意識から解放され、
煉獄界(アストラル界)天国(メンタル界)で過ごした後、何千年か後には執着をなくし、
仏陀(ほとけさま)の如く、
超意識を徐々に獲得すると、考えられる。
「秘教占星学」には、
現世の私たちには魂意識と、
パーソナリティー意識の二重性の、
特徴があると示されていることを紹介しました。
つまり、
私たちはあの世では、誰もがやがて魂意識で生き、
この世では、
パーソナリティー意識を魂意識一色にするために、
生きていると考えられる。
神智学叢書の一つ「マハトマからの手紙」によれば、
一人の覚者は、
”地球上の最高の生活も、
宇宙では最低の生活である”
というようなことを述べていました。
私たちは最低生活のこの世で生きるのは、
この世でのパーソナリティー意識を、
魂意識へと変換していくという修行のためだと、
考えることができる。
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