秘教日記

mimizutoisiのブログ

秘教日記 header image 2

新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

ブログ各記事をクリックするとコメントすることが出来ます。

閉じ籠りに寄せて:息子よ(24)

2019年08月24日 · コメント(0) · 日記

一日目の四分粥をスプーンで掬って食べる時には、「ユだけ」という言葉が蘇った。私が指導を受けていたヨガの先生が何時も言っていた。「乞食のおかゆといっしょで、ユだけだ」。その意味は、口では理論的に「神は愛である」ということを○○教の牧師さんは言っているが、それを自分で実証するということはできないという意味である。つまり言葉でそのように表現することはできるが、神の愛を注いで、病気に苦しむ人を病気から解放するという実践はできていない、という意味である。先生は「実践の伴わない、言葉だけの理屈」に対していつも「それは乞食のお粥といっしょ、ユだけだ」と、手厳しかった。
というわけで、最初の一日目はユだけに近いお粥を味わった。
回復は順調で、抜糸も血液検査も問題はなかった。つまり癌の転移の可能性はなかった。ほぼ、一週間ぐらいで、自分一人で歩くことができるようになった。退院する時に、病院側から癌が転移することを予防する意味で、高価な抗がん剤の希望のある無しについて尋ねられていた。家内は東京の関戸さんを通して、BC氏の覚者に、私は抗がん剤を飲む必要があるかどうかを聞いてくれていた。「飲む必要はない。代わりにトラコテのホメオパシーの錠剤を飲みなさい」という返事をいただいていた。私は看護婦さんに、「抗ガン剤は要りません」と返事した。たぶん大腸癌の手術をした、たいていの人たちは抗ガン剤を飲むことが通常であったであろう。看護婦さんの怪訝な顔つきがそれを物語っていた。
三週間入院していたが、歩けるようになったので、退院して、しばらくは、二番目の姉の昔の家に寝泊りして、体力の回復をはかった。毎日散歩に出かける日々を送った。
入院中に、自宅がその上に建っているおよそ百坪の土地を、すぐ上の兄の隣り合わせにある百坪の土地とともに、ある不動産屋さんに売却する話を進めていた。そして、自宅には息子が閉じこもっていることも承知で、不動産屋さんは売買契約書を作成して、私たちに土地の代金を支払ってくれた。私としては、金銭的に困窮していたので、助かったというのが正直なところであった。
不動産屋さんの息子さんが私の甥と同級生で、甥から事情を聞いて、甥と一緒に息子を自宅から出るように説得に行ってくれたが、無駄だった。

タグ :

コメント (0)

コメントはまだありません。

コメントする

CAPTCHA