香港市民の抗議デモが連日TVニュースで報道されている。このデモの映像を見ると私は中東地域で2012年に起こった”アラブの春”と称される市民運動を思い出した。当局が国家権力をカサにキて市民の自由を制限しようとする旧時代に属する人々と新しい時代の精神の息吹に反応して鼓舞されている市民との抗争という構図です。香港の騒動を人によっては、中国政府よりの捉え方をして、私とは違って、香港市民の暴動と見なしている人もいるかもしれない。
話しは変わって、かつて私は家督を継いだ長男夫婦が飼っていた犬が毎日餌をくれる兄嫁よりも、散歩に連れて行った先で鎖をはずし自由に野原や稲刈後の田んぼを走り回らせた私の方にしっぽをふって喜びを示したことがありました。このことから、生命にとっては、自由が大切なものであることを痛感しました。
また、70年代に日本やフランスなど世界的に広がった学生運動のことを思い出しました。
クリシュナムルティは「自由への道」というタイトルの本を書いています。
ともかくも、イギリス式民主主義の統治で、一旦自由を知った香港市民に、中国政府が一国二制度と言いながら独裁的統治方式を強要しようとしても、無駄だと思うというのが私の思いです。
自由を勝ち取るために、歴史上多くの人々が生命さえも犠牲にしてきました。そのことを鑑みれば中国本土の意向に沿おうとする香港政府の、抗議活動する若者たちを鎮圧しようとする政策は悉く失敗するのもモットモだと思われる。
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